本サイトへ帰ります

もともと「AnotherWork」という本サイトをやっていましたが、本サイトにブログを貼ることに成功したので、本サイトへ帰ることにします。いままで「はてなブログ」にはお世話になりました。ありがとうございました。 本サイトのブログを見たい方は、http://ww…

ポメラ買いました

ポメラを買ってしまいました。ネットには接続できないし、画像も見られないけれど、ポメラの「シンプルさ」にほれてついつい購入。シグマリオンも使っていたけれど、あまりの電池のっもたなさに使わなくなっていました。ポメラは10時間、それも単四電池で…

森山大道 光と影

一般的にモノクロームの写真は明暗のグラデーションが大切だとされている。カメラがとらえた光の明暗が滞りなく広がっている方が良い写真だと受け取られるのである。しかし、、森山大道の写真は、「明」と「暗」の部分のコントラストが異常なまでに高く、そ…

エリオット=アーウィットの写真について

「エリオット=アーウィット」という名を初めて聴いたのはいったいいつ頃だったろうか。写真を撮るようになってから、高名な写真家の作品を見る機会がふえていったが、それでも彼の作品を間近で鑑賞することはなかった。 写真集で見る限り、彼の作品はスナッ…

Tokyoの話をしよう

東京から離れてふと感じるのは、自分が東京という街にいながら、東京のことを何も知り得ていないのではないかという不安だ。もちろん、東京に住み慣れれば慣れるほど、自分の行動範囲も広くなり、知り合いも増えていく。しかしそれでもなお、どこからか「自…

旅日記2

函館駅前より6系統のバスを乗り、湯の浜で降りる。天気がよかったせいか海岸では海水浴を楽しむ人で賑わっていた。そのまま海岸をまっすぐ歩き、根崎公園から湯の川へ。。前回来たときの大がかりな道路工事はすでに終了しており、すっかり様変わりした光景…

旅日記1

午前7時2分上野発の「はやて1号」にて函館へ。予約は前日午後1130ごろ、JRのサイト「えきねっと」にて行う。どうやらJRは混雑しているようで、「八戸〜函館行きのスーパー白鳥」は自由席しかとれなかった。8日、家を出たのは午前5時50分ほど。上…

やりたいこと

銀塩プリント以外にも、時間があればやってみたいと思うことはたくさんある。HP改造、デザイン、写真集作成、写真展めぐり、洋服ショッピング、旅、などなど。今回はなるべく普段の生活では不可能だったことをやってみたい。 そうなると、「写真集作成」か…

モノクロプリント

時間があればいつかは……と思っていたけれど、ついにやりました。必要な機材をそろえ、光がもれないように夜を待つということがあればなんとかできる。思っていた以上にやり方はシンプルだった。それにしても、銀塩プリントはすばらしい写りだ。今までプリン…

モバイル環境  その後

外出先でも仕事ができるようにモバイル化は着々と進行中。シグマリオン2には無線LANカードを装着し、2Gのデータを保存できるようにパワーアップさせた。さらに自宅の紙データを富士通のスキャンスナップでPDF化し、余分な紙データは処分。問題はシグマリオ…

神奈川 江の島 訪問

久しぶりに神奈川・江の島を訪問。やはり神奈川はいい。東京と違って少しのんびりとした時間が流れているし、なんといってもすがすがしい海がある。 異国情緒あふれる点では函館に似ており、この街を歩くたびに幼かった頃のことを思い出したりする。今回は大…

ヤフーオークション

今まで敬遠していたヤフーオークションを最近利用し始めた。というのも、このあいだ購入したシグマリオン2の付属品がほとんど出回っておらず、ヤフオクを利用するしかなくなったのだった。購入したのは、シグマリオン2のACアダプター、PC接続ケーブル、CF…

モバイル環境

ウィルコムの携帯PHS「W-ZERO3」を使っていると、今までもろくに返信しなかったメールをきちんと返すようになった。考えてみれば、一日の内に、隙間時間はけっこうあり、その間でメールはもちろん、短い文章なら十分に書けるものだ。今まであまり短い文…

50ミリレンズで撮るということ

一番最初に買った50ミリのレンズ。最も標準的なレンズと知りながら、それほど使うことはなかった。そもそも50ミリというレンズは人間の視野に近い画角とされているが、写しだされる被写体は撮る人間の明確な対象に限られる。その結果、写しだされる対象…

旅の必要機材について

今回の旅を通して自分に必要な機材はよくわかったような気がする。カメラはいつも使い慣れているものが一台。自分の体の一部になっているものでなければならない。そして、それはぶつかったり、激しい風雨にさらされてもびくともしないような頑丈なものがい…

楠木亜紀 写真展を歩くマーティン=パー写真展

マーティン・パーは、消費社会の文化をシニカルな視点で追求した写真家。彼のカラー写真は、安っぽいプラスチックの原色の色彩や、合成着色料の食べ物の色彩、リゾート地を演出するけばけばしい色彩をとらえ、その日常の凡庸さにしたたかな鋭い視線を向けて…

写真 随想 (2)

凛とした空気が辺りを包み込む中、ライトアップされた古めかしい建造物がある。その前で、腕組みをしながら立っている一人の男。彼はいかめしい顔をしながら、じっと何かを待っているようだ。情緒も華やかさもなく、ただ冷たく無表情な風景。これもまた都会…

写真 随想 (1)

写真は夜の銀座、西武百貨店前で撮影したもの。中央に写っている女性は、これからショッピングでもするのだろうか。それとも、通路を通ってそのまま帰宅の途につくのであろうか。いぞれにせよ、女性の後ろ姿からは、都会の女性が抱いている漠然とした孤独や…

小石川後楽園にて

小石川後楽園で撮影しているときだった。池の前に置かれたベンチに一人の女性が座って、ぼんやりと池を眺めている。私はその女性が立ち去ってから撮影しようと、しばらくの間待っていた。しかし、その女性は立ち去るどころか、遠くにまたがる池を見つめたま…

生きる瞬間

写真を撮っていると日常の雑事など忘れてしまう瞬間がある。そんなときは、たとえどんなに厳しい環境であっても頭が真っ白になり、生き生きとした充実感が体の底から湧き上がってくる。そして「生きてる」という実感が体中に駆けめぐっていくのだ。もちろん…

哀愁

空き時間に近所にある土手を歩いていたら、一人の老人の姿が目にとまった。ベージュのソフト帽をかぶったその老人は、土手沿いの階段に腰掛けて河川敷で行われている草野球をぼんやりと見つめているようだった。天気がよい日はこんなふうに草野球を観戦して…

死の影

その日は雨だった。私はほんの少しいつもより遠いところで写真を撮ろうとして、いつのまにか見知らぬ街に迷い込んでいた。周囲に人はいなく、雨が路面を打つ音だけが静かに聞こえていた。目の前には見覚えのない、曲がりくねった薄暗い坂道がどこまでも続い…

植田正治   写真の作法

ある雑誌に、不思議な白黒写真が載っていた。『停留所の風景』と題されたその作品には、小さな小屋のような停留所と、そこでじっと電車がくるのを待っている人々が小さく写っていた。一見、何の変哲のない昭和初期の日常風景ではあるが、それが自然と日常性…

答えはない

私たちは小さい頃から答えがあることに慣らされている。だから、ついつい問いには必ず答えがあり、その絶対的に正しい答えを出さなければいけないと思ってしまう。だが、「答えが必ずある」などということは、すぐに幻想的な神話に過ぎないことを思い知るだ…

ポビーとディンガン

ポビーとディンガン 恵比寿ガーデンシネマ妹のケリーアンにはポビーとディンガンという友人がいる。だが、実物は誰にも見えないので、ケリーアンは周囲から「空想好きの少女」とみなされてしまう、、、、、、。そんなケリーアンの姿を観ていてむしょうに切な…

横須賀功光の写真の魔術「光と鬼」

横須賀功光の写真の魔術「光と鬼」 横須賀功光の写真は魔術的だと言われる。たしかにその作品は、被写体そのものよりも、その被写体が内奥に秘めているものを暴き出しているようだ。幻想的で、ミステリアス、そして何よりも彼の作品にはエネルギッシュな生の…

アウグスト・ザンダー展

アウグスト・ザンダー展 東京国立近代美術館ここに展示されている作品「時代の顔」は、もともとは作品「20世紀の人間」のための予告編になるはずのものだった。しかし、その後予定してした「20世紀の人間」は、最終章となるはずだった「最後の人々」が完成せ…

ドイツ写真の現在

「ドイツ写真の現在― かわりゆく「現実」と向かいあうために」1989年秋にベルリンの壁が崩壊し東西が再統一されて以来、ドイツは今までにない変革期を迎えた。それまで、行き交うことがなかった西側の民主主義文化と東側の社会主義文化が融合し、全く新しい…

「出会い」と「別れ」

人と人との「出会い」というものは、じつに不思議なものだ。こちらが求めているときには誰も現れてくれなかったり、反対に何も求めていないときに誰かが現れたりする。そして縁あって出会った人たちとも、こちらが望んでいてももほんの短い時間で途切れてし…

杉本博司 時間の終わり

一番感動的だったのは、海の風景シリーズだった。とくになんということもない海なんだけれど、見つめていると、とても懐かしい感じがした。何か遠い昔の記憶のどこかにしまわれていたものが、突然目の前に現れたような、そんな感じだ。杉本博司はこの写真を…